「一人でも多くの命守る」 富山県警援助隊、輪島へ

被災地へ出発する県警広域緊急援助隊の車両=富山市高島

 能登半島地震の人命救助活動に当たる富山県警広域緊急援助隊が7日、石川県に向けて出発した。隊員28人で、輪島市内で建物の下敷きになった人の救助や、安否不明者の捜索などに当たる予定。5日間程度任務に就く。

 隊員は富山市高島の県警機動隊庁舎前から出発。がれきを撤去するための重機を載せた大型車や乗用車など計6台に乗り込み、被災地に向かった。石井敬千県警本部長らが見送った。

 石井本部長は「隣接県の警察としてできる限りの支援を行う。一人でも多くの命を守れるよう活動していきたい」と話した。

日赤県支部、救護第2班派遣

 日赤県支部は8日から、医療救護班第2班を日赤石川県支部に派遣し、能登半島地震の被災地で救護活動に当たる。派遣するのは医師や看護師ら7人で、11日に帰還する予定。

 富山県支部は2~4日にも医療救護班第1班を派遣した。

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