ハマス幹部暗殺を非難 停戦交渉に影響とカタール

7日、カタールの首都ドーハで記者会見するムハンマド首相兼外相(右)とブリンケン米国務長官(ロイター=共同)

 【カイロ、エルサレム共同】中東歴訪中のブリンケン米国務長官は7日、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエル軍とイスラム組織ハマスの仲介役を務めているカタールを訪問し、ムハンマド首相兼外相らとガザ情勢を協議した。ムハンマド氏は記者会見で「ハマス幹部の暗殺が(停戦に向けた)交渉に悪影響を与えている」と強調、暗殺したとされるイスラエルを暗に非難した。

 ハマス幹部サレハ・アルーリ氏は2日、レバノンの首都ベイルートにある親イラン民兵組織ヒズボラの拠点にいた際、無人機(ドローン)攻撃で殺害された。

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