「いかに災害関連死を防ぐかが大事」 沖縄県医師会の6人、能登半島地震の被災地へ出発

JMAT沖縄の第1陣として出発する出口宝医師(右から3人目)ら=7日、南風原町・県医師会館

 能登半島地震で県医師会は7日、医療救護班(JMAT沖縄)の第1陣6人を石川県に派遣した。同県穴水町の穴水総合病院対策本部を拠点に、12日までの6日間、避難所などで医療活動を行う。

 派遣は日本医師会の要請で、被災者の診療や感染予防などに従事する。メンバーは医師2人、看護師2人、薬剤師1人、業務調整員1人。

 同会災害医療委員長でもとぶ野毛病院の医師、出口宝(しげる)さん(65)は阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震でも救護活動を経験した。「いかに災害関連死を防ぐかが大事。安全第一に、これまでのノウハウを生かしながら細かなニーズに沿った対応をしていきたい」と語った。

 同医師会は10日に第2陣、13日に第3陣を順次送る予定。

(社会部・垣花きらら)

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