「七草の節句」の7日、大分市牧の県護国神社(八坂秀史宮司)は、参拝者に持ち帰り用の七草がゆ約300食を振る舞った。
無病息災を願う恒例行事。正月料理などで疲れた胃腸をいたわる意味合いもあるとされる。新型コロナウイルスの流行で2021年以降、テイクアウト形式で実施している。
神社関係者3人が午前8時ごろからセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラなど春の七草が入ったかゆを手作り。持ち帰り用の容器につぎ分けた。配布場所には長い列ができ、同10時から巫女(みこ)が順番に手渡した。
夫婦で訪れた同市新明治のパート杉田五月さん(63)は「夫が年男。1年の健康と、穏やかに過ごせることを願ってありがたくいただきます」と話した。