長崎県各地で「二十歳の集い」 友との再会を喜び、成長を誓う

晴れ着姿で成人式典に向かう参加者=佐世保市、ハウステンボス

 20歳の集いを祝う式典が7日、佐世保市や大村市など県内各地であった。出席者は久しぶりに会った友との再会を喜び、共に成長していくことを誓った。

◎佐世保/好奇心を忘れず成長
 長崎県佐世保市の成人式典はハウステンボスであり、約1900人が出席した。晴れ着やスーツ姿の参加者は大人の自覚を持ち、夢に向かい努力することを誓った。
 対象者は2327人(男1240、女1087)。式典に先立ち、太鼓演奏や獅子舞が披露され、同市出身でEXILEボーカル、TAKAHIROさんが「一緒に佐世保を盛り上げよう」とビデオメッセージを寄せた。
 式典で宮島大典市長は「思いやりと感謝の気持ちを忘れず、新しい時代を切り開いてほしい」と式辞。山口花さん、川内日菜子さん、村田孝矢さんの3人がそれぞれ20歳の決意を発表した。川内さんは「好奇心を忘れず新たな知識や経験を求め、絶えず成長していきたい」と語った。

◎大村/自分に大きな拍手
 同県大村市の「二十歳の集い」は同市幸町のシーハットおおむらであり、対象者965人(男504、女461)のうち844人(男423、女421)が出席。新たな門出を祝った。
 園田裕史市長は「20年間一生懸命生きてきた自分自身に大きな拍手を」と呼びかけ「けじめをつけて事件や事故に巻き込まれないように。自分自身を、友人を大切にしてほしい」とあいさつ。出席者を代表し、岩井皇汰さんが「責任ある行動と周囲に心配りができる大人になれるよう精進する」、町田かなめさんが「困ったことがあれば大村に帰って来て。きっと誰かが手を差し伸べてくれる」などと「二十歳の誓い」を読み上げた。
 市内各中学校の卒業アルバムを基に作ったスライドショーが上映され、会場からは歓声が上がった。代表者による歌唱パフォーマンスもあり、最後は出席者全員で「大地讃頌(さんしょう)」を合唱した。

「大地讃頌」を合唱する出席者ら=大村市、シーハットおおむら

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