サガン“生みの親”墓前で活躍誓う クラブ関係者、坂田道孝さん命日に

坂田さんの墓前で手を合わせるサガン・ドリームスの小柳智之社長(右から2人目)、高橋義希さん(右端)ら=佐賀市川副町の善興寺

 サッカー・J1サガン鳥栖の“生みの親”である故・坂田道孝さんの命日に当たる7日、クラブ関係者が坂田さんの墓参りをした。運営会社サガン・ドリームスの小柳智之社長やSRO(サガン・リレーションズ・オフィサー)の高橋義希さんらが佐賀市川副町の善興寺を訪れ、新シーズンの活躍を誓った。

 坂田さんは県サッカー協会理事長としてプロチームの県内誘致に尽力。サガン鳥栖の前身である鳥栖フューチャーズ解散後、経営危機に陥ったクラブの存続のために奔走し、2000年1月7日に54歳の若さで亡くなった。坂田さんの命日にちなみ、背番号「17」はサガン鳥栖のサポーターナンバーとなっている。

 小柳社長は「サガン鳥栖にとって大切な日。17の誇りを胸にシーズンを戦う」と誓い、21年に現役を引退した高橋さんは「『地域のために、佐賀のために』という坂田さんの思いを受け継いでいきたい」と志を新たにした。(北川尊教)

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