中国恒大傘下のEV株、取引停止 香港市場、資金繰り懸念か

中国恒大集団の看板=中国広東省(ロイター=共同)

 【上海共同】香港証券取引所は8日、経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団傘下の電気自動車(EV)メーカー、恒大新能源汽車集団(恒大汽車)の株取引を停止した。内部情報に関する発表の遅れがあるとして同社が取引停止を要請した。資金繰り悪化懸念から年明けに株価が急落したことが原因とみられる。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版によると、恒大汽車は昨年末にアラブ首長国連邦(UAE)のEVメーカーとの出資交渉の合意が失効。今月2日に株価が一時20%近くも下落した。

 恒大汽車を巡っては、昨年9月下旬にも同社株の取引が一時停止した。

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