現地時間1月7日、FAカップ3回戦アーセナル vs リヴァプールの一戦が行われた。3回戦屈指の好カードとなったこの試合、前半リヴァプールはアーセナルのハイプレスに苦しむが、なんとか無失点で凌ぐことに成功する。後半に入り、80分にトレント・アレクサンダー=アーノルドのFKからヤクブ・キヴィオルのオウンゴールを誘発し先制点を奪う。90+5分にルイス・ディアスがダメ押しのゴールを決め、0-2でリヴァプールが勝利。4回戦に駒を進めた。
リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は「後半にすべてが良くなった」と試合を振り返った。
「前半はプレスのタイミングが悪かったので、中盤でのディフェンスは難しい状況に陥った。だから最終ラインを深い位置に設定し、ブロックをしなければならなかったが、それもフットボールだ。選手たちは(勝利に対する)欲望、情熱、決意を示してくれた」
「(後半は)前半で得た情報を利用して、我々は大幅に変更を加えた。よりいい結果を出せるように努め、すべてのことが改善された」
モハメド・サラーと遠藤航は、それぞれアフリカネイションズカップとアジアカップに参戦するためチームから離脱している。ドミニク・ソボスライ、コスタス・ツィミカス、アンディー・ロバートソン、チアゴ・アルカンタラ、ジョエル・マティプなどを負傷により欠いており、さらにキャプテンのフィルジル・ファン・ダイクも病気でアーセナル戦を欠場した。
そのような状況を「多くの選手が欠けるのは大変だ」と、ファン・ダイクに代わりキャプテンを務めたアレクサンダー=アーノルドは語り、以下のように続けた。
「我々は勝利し、次のラウンドに進むという目標を達成することができた。前半は甘さがでており、後方からのビルドアップを捕らえられ、彼ら(アーセナル)は我々のミスに付け込んでいた」
「アイデンティティーを持ち、選手の強みを活かすことができた。ハーヴィー(エリオット)やダルウィン(ヌニェス)、ルチョ(ルイス・ディアス)にボールを託し、後半に多くのことを生み出せた」