BBC解説者がアレクサンダー=アーノルドの常時中盤起用を求める「彼はクォーターバックのよう」

写真:今シーズンは中盤でのプレー機会が増えたアレクサンダー=アーノルド

現地時間1月7日にFAカップ3回戦が行われ、リヴァプールはアーセナルと敵地エミレーツ・スタジアムで対戦し0-2で勝利を飾った。この試合では病気で欠場したフィルジル・ファン・ダイクに代わりトレント・アレクサンダー=アーノルドがキャプテンマークを巻き、ヤクブ・キヴィオルのオウンゴールを誘発するなど勝利に貢献した。

この試合では75分に右SBのコナー・ブラッドリーがハーヴィー・エリオットに代わり途中投入されたことで、それ以降アレクサンダー=アーノルドはMFとしてプレーをした。

アーセナルOBでイギリス『BBC』で解説者を務めるマーティン・キーオン氏は、アレクサンダー=アーノルドが常時MFとしてプレーすることを望んでおり、「そこ(SB)から連れ出す時期が来たと思う。彼を中盤の選手としてさせた方がいい」と語り以下のように続けた。

「かつてスティーブン・ジェラードは右SBでプレーしていたが、その期間はあまり長くはなかった。右SBの役割は現代サッカーにおいて進化しており、今までと異なる。しかし最終的には彼は中盤でプレーしなければならない。彼は(アメリカンフットボールの)クォーターバックのようだ」

リヴァプールのOBでかつてフラムなどでもプレーしたダニー・マーフィー氏もキーオン氏の意見に同意し以下のようにコメントをした。イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督は、アレクサンダー=アーノルドを11月のUEFAユーロ予選のマルタ代表戦と北マケドニア代表戦で中盤の位置で起用した。

「トレントは、SBはおろかMFとしても、プレミアリーグの誰よりも優れている。重要なのは、彼が最適なポジションでプレーするうえで、(チーム全体が)適切なバランスを見つけることだ」

「クロップ監督はトレントを自由にさせるために、ブラッドリーを右SBとして起用した。イングランド代表にはデクラン・ライス(アーセナル)というヨーロッパで最も優れた中盤の選手の1人がいるし、カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)とリース・ジェイムズ(チェルシー)という最高の右SBが2人もいる」

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