3345人孤立状態に 輪島、14地区に2800人超

土砂崩れで寸断された道路=輪島市空熊町

 石川県は8日、能登半島地震による道路の寸断などで、奥能登2市2町で少なくとも3345人が孤立状態にあると発表した。7日時点から約1千人増えた。

 市町の集計に基づく県の報告によると、輪島市では14地区に2817人が取り残されている。7日の段階では13地区1767人だった。人数が不明だった浦上、七浦などに300人以上がとどまっていることが8日判明し、人数が増えた。

 珠洲市は7地区に495人が残っている。人数が不明な集落もある。

 8日時点の孤立集落と人数は次の通り。

 ◇輪島市 ▽大屋 182人▽河原田 不明▽鴻巣 729人▽町野 104人▽南志見 222人▽西保 814人▽仁岸 7人▽小山 26人▽諸岡 61人▽上河内 7人▽小石 8人▽本郷 3人▽浦上 303人▽七浦 351人

 ◇珠洲市 ▽真浦 4人▽清水 15人▽仁江 43人▽片岩 37人▽長橋 50人▽大谷 346人▽宝立町大町 不明

 ◇穴水町 ▽麦ケ浦 20人

 ◇能登町 ▽水滝 5人▽柳田信部 8人

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