空手道の極真会館坂本派福井県本部は1月8日、福井県福井市の一乗滝で寒稽古を行った。道場生は水の冷たさに歯を食いしばりながら稽古に励んだ。
精神力向上や身体鍛錬を目的に、幼児から70代まで県内の道場に所属する約100人が参加。新型コロナウイルスの影響で2020年を最後に開催を見送ってきたため、4年ぶりの実施となった。⇒福井県の天気予報はこちら
ランニングや奉納演武の後、はだしで水の中へ。寒さのあまり泣き叫ぶ幼児の姿もあったが、道場責任者の「気合入れて」のかけ声に続いて、滝をバックに「イチ、ニ」と声を出しながら正拳突きや蹴りを繰り出した。最後は志願者15人が滝つぼに向かい、上半身裸で再び鍛錬した。
昨年黒帯となった3年生の男子高校生(18)は「寒稽古がないと1年が始まらない。今年は大会優勝を目指したい」と引き締まった顔で話した。
能登半島地震の犠牲者を悼んで黙とうも行った。