障がい者スキー交流会の存続へ善意を―。岩手県障がい者スポーツ協会(平藤淳会長)は3月の開催に向け、事業費確保に苦慮している。大手企業や県の支援が期限切れとなったためで、1月末までクラウドファンディング(CF)で300万円を募っている。
「障害のある人が非日常的な体験を通じ、積極的になれる大切な機会だが、規模を縮小せざるを得なくなる」と三浦拓朗事務局長(57)は危機感を募らせる。
交流会は協会が発足した2017年度にスタート。会場は八幡平市の安比高原スキー場で身体、知的、精神と障害の内容を問わず参加できる。22年度は県内外から2日間で延べ130人が集った。座った状態で滑るチェアスキーなどを介助者付きで体験し、視覚障害者は無線で指示を得て楽しんだ。
1口3千円または5千円で、協力者の氏名を交流会のプログラムに記載する。問い合わせは同協会(019.637.5055)へ。