幸運や力の象徴 タツノオトシゴ 長崎ペンギン水族館、干支にちなみ展示中

展示されているタツノオトシゴ(中央)とタカクラタツ(左下)=長崎市宿町、長崎ペンギン水族館

 長崎県長崎市宿町の長崎ペンギン水族館は、今年の干支「辰(たつ)」にちなみ、タツノオトシゴを展示している。同館によると、中国では海に住む竜だとして幸運や力の象徴とあがめられ「年の始めの魚として縁起がいい」という。31日までの予定。
 同館は毎年、干支にちなんだ生き物を紹介。今年は、タツノオトシゴとその仲間のタカクラタツ各1匹が、小さな海の生き物を展示する同館2階の「ポスト水槽」にいる。
 タツノオトシゴはトゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属で全長5センチ程度。タカクラタツは、2倍程度大きい。同館の担当者は「展示をきっかけに魚や生態系に興味を持ってもらえれば」と期待感を示した。
 同市へ帰省中に両親と訪れた東京都の公務員、川橋美里さん(27)は「初めて見たかも。(タツノオトシゴが持つとされる力で)いろんな人を呼び込んで地元を元気にしてほしい」と話した。

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