大分退団のDF刀根亮輔が現役引退、東京Vや名古屋などでもプレー「人に恵まれすぎた幸せなプロ生活でした」

大分退団のDF刀根亮輔が現役引退[写真:©︎J.LEAGUE]

大分トリニータは9日、DF刀根亮輔(32)の現役引退を発表した。

大分の下部組織で育った刀根。トップチームに昇格後は東京ヴェルディ、名古屋グランパス、V・ファーレン長崎、ギラヴァンツ北九州と数多くのクラブでプレーし、2018年に大分復帰を果たした。

復帰後は一定の出場機会を得ていたが、2022年2月に左ヒザ前十字じん帯を損傷。そのシーズンを棒に振ると、2023シーズンも天皇杯1試合のみの出場に終わっており、シーズン終了後に退団が発表されていた。

通算成績はJ1リーグ42試合出場、J2リーグ135試合出場3得点、J3リーグ28試合出場2得点。YBCルヴァンカップで6試合出場、天皇杯で11試合出場1得点だった。

14年にわたるキャリアを終える決断を下した刀根は、クラブを通じてこれまでの感謝やセカンドキャリアへの意気込みを述べている。

「はじめに、今回の能登半島地震で被災された皆さまへお見舞い申し上げます。そして1日でも早い復興を願っています」

「私事で大変恐縮ですが、2023年12月31日に現役引退する事を決めました。在籍させていただいたチーム、共に戦った仲間達、対戦相手の皆様、あげたらキリがないですがこの場をお借りしてサッカーファミリー全ての皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました!」

「人に恵まれすぎた幸せなプロ生活でしたし、この素晴らしい経験、出会いは何にも変えることのできない財産です。上手いわけでも、強いわけでも、速いわけでもない、普通の自分がここまでやれたのは、出会わせていただいた皆様のお力添えと『根性』です!」

「その『根性』を植え付けてくれたのは小学校・中学校・ユースと素晴らしい指導者に大変厳しく指導していただいたからです!もう一度言います。何度も言うよ。残さず言うよ。本当にありがとうございました!!」

「最後に、いつも味方で、1番近くで応援して支えてくれた、両親、兄妹にも『ありがとう』と伝えたいです。第二の人生では『根性』で妻と娘を幸せにしていきたいと思います。14年間ありがとうございました」

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