ブレントフォードのイングランド代表FWアイヴァン・トニーが、「ブレントフォードに恩返しをしたい」と語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。
2023年5月、賭博規則の違反で8カ月の出場停止処分を受けたトニーは、来週から公式戦に出場できるようになる。また、同選手はチェルシーなど複数のクラブへの移籍が噂されている。
トニーはインタビューに応じ、追放処分を下されて試合から遠ざかっていた日々についてこう語った。
「最初の頃からブレントフォードは僕を応援してくれていた。ファンが応援してくれたことが大きかった。試合に出ていないときもファンは僕の名前を歌ってくれた。出場していなくてもサポーターはそばにいてくれていると分かって、鳥肌がたった」
「ブレントフォードは家族のようなクラブだ。クラブのみんなが僕にとってすばらしい存在だ。特にファンのみんなには感謝してもしきれない。彼らも最初から僕のそばにいてくれた。だから、このクラブにたくさんの恩返しをしたい」
ブレントフォードは現在、降格圏に勝ち点4ポイント差のプレミアリーグ14位に立っている。しかし、カメルーン代表MFブライアン・エンべウモなど4人が負傷により離脱しているほか、コンゴ代表MFヨアン・ウィッサがアフリカネーションズカップに出場するためチームを離れている。
トニーはブレントフォードの苦しい状況を踏まえたうえで、こう語った。
「クラブは今、苦戦を強いられているけど、復帰すればこの状況から抜け出すために大きな役割を果たせるはずだ。早く戻って、チームを助けたい。プレッシャーはないよ。チームに戻るのが楽しみなんだ」
トニーは今月の移籍市場で注目されているストライカーだ。しかし、少なくとも今月の移籍市場でブレントフォードを退団することはなさそうだ。