珠洲で災害関連死6人 被災地で初確認 能登半島地震

避難所で疲れた表情を見せる人=8日午後0時40分、珠洲市飯田小

 石川県は9日、午後3時時点の集計で能登半島地震の災害関連死が珠洲市内で6人確認されたと発表した。今回の地震で、地震被害が直接の死因ではない災害関連死の発生が明らかになるのは初めて。

 県によると、6人は午後3時に発表された珠洲市の新たな死亡者20人に含まれている。

 県内では9日現在、8市7町の避難所404カ所に2万6158人が身を寄せている。内訳は輪島市が1万2012人、珠洲市が5842人、能登町が2898人、穴水町が2198人など。避難所では新型コロナやインフルエンザの感染拡大が懸念されているほか、低体温症も問題となっている。

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