新型コロナ5週連続増 県内、昨年12月25~31日に414人 インフルは減少傾向

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 栃木県は9日、県内76の定点医療機関で把握した新型コロナウイルス感染者数を公表した。昨年12月25〜31日に報告された感染者は計414人(前週388人)で、1機関当たりの平均は5.45人(同5.11人)。5週連続で増加した。

 6保健所管内別で1機関当たりの平均患者数が最も多かったのは安足の8.00人。県北が7.00人、県南が6.41人、県東が4.88人、宇都宮市が3.50人と続き、最も少ない県西が2.13人だった。

 年代別では50代が54人と最多。10歳未満53人、20代48人、40代47人などと続く。

 クラスター(感染者集団)は医療機関で3件、高齢者施設で6件発生した。

 新規入院者は前週比22人増の98人。1週間平均の入院者は147.1人で、前週比22.5人増だった。

 インフルエンザの感染者数は計1231人(同1538人)、1機関当たりの平均は16.20人。48医療機関で確認された咽頭結膜熱は計95人、1機関当たりの平均は1.98人。いずれも減少傾向にあるが、流行の警報レベルが続いている。

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