〈1.1大震災〉前泊受験生に1泊1万円 県、大学共通テスト対象

 富山県と県教委は、13、14日に行われる大学入学共通テストに向け、能登半島地震で被災した受験生に対する宿泊費助成制度を創設する。自宅の損壊や断水などの理由で、試験前日にホテルや旅館での宿泊が必要な受験生に、1泊当たり1人1万円を一律支給する。

 支援の対象となるのは、地震で被害を受けた世帯の生徒で、県立学校や県内の私立高在籍者のほか、既卒者や高卒認定試験合格者も含める。大学入試センター(東京)によると、富山県内の試験場でテストを受ける志望者は4567人となっている。県内のホテルや旅館で前泊する場合、最大2泊までの宿泊費を助成する。

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