米国と中国、防衛政策対話を再開 衝突回避へ緊張緩和

 【ワシントン共同】米中両政府は8~9日、高官による「防衛政策調整対話」を米国防総省で開いた。同省が9日発表した。バイデン大統領と習近平国家主席が昨年11月の首脳会談で再開に合意した国防対話の枠組みの一つ。両軍の緊張緩和を目指し、台湾情勢のほか、東・南シナ海での偶発的な軍事衝突を避けるため対話を広げる重要性を協議した。

 防衛政策調整対話は、その年の軍同士の対話日程や、課題を幅広く話し合う場。中国の国防相に起用された董軍・前海軍司令官と米国のオースティン国防長官による閣僚協議に向けた地ならしも進めたとみられる。米中両政府は「軍事海洋協議協定」に基づく対話再開も模索している。

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