長崎・諫早東高 新年祝う「初釜」 茶道部員、お点前を披露

お点前を披露する西平部長(右)=諫早市、諫早東高

 長崎県諫早市森山町の長崎県立諫早東高(橋本豪校長、132人)で9日、1年間の無病息災などを願う新年最初の茶会「初釜」があり、茶道部員が教職員や生徒代表に薄茶(抹茶)を振る舞った。
 日本の伝統文化への興味、関心を高めようと、3学期始業式の日に合わせて毎年実施している。
 全校生徒が見守る中、体育館のステージ上に赤い「野点(のだて)傘」などを置き、茶会の雰囲気を演出。着物姿で「亭主」を務めた西平美空部長(16)=2年=が、椅子を用いた立礼式で、10人の「客人」にお点前を披露した。部員による作法などの解説もあった。
 西平部長は「1年間、皆さんが無事に楽しく過ごせるよう願いを込めた。日本ならではの文化を通し、礼儀やもてなしを大切にする心が伝われば」と話した。

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