冬休みが終わり授業が再開された1月9日、福井県教育委員会やあわら市教育委員会によると、能登半島地震で最大震度5強を観測した同市内の小学校で、地震に対する不安感を理由に児童が欠席するケースがあった。他の市町を含め、教委や各学校はスクールカウンセラーが相談に応じたり、教員が家庭訪問したりして、児童生徒の心のケアに努める。
あわら市教委は地震発生翌日の2日、通学路沿いのブロック塀を緊急点検し、安全を確認した。金津小学校区の住民から通学路周辺で「家屋倒壊の恐れがある」と連絡があり、念のためルートを一部変更したという。
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県教委によると、現時点で県内の児童生徒や教職員に直接的な被害の情報は入っていない。施設関係では図書室の本棚から蔵書が落下したり、理科室の器具が壊れたりしたが、学校運営に支障が出るような被害は確認されていない。
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私立高や県立高の入試の出願期日や学力検査の日程にも変更はない。