鮭川通になれる「村ガチャ」 割引券など9種類、村民15人が登場

村ガチャを企画した(左から)武長紀生さん、片野貴典さん、稲葉星蘭さん=鮭川村・鮭の子館

 「鮭川のことは村人に聞くのが一番」。鮭川村の産直施設鮭の子館に、一風変わった商品を取り扱うカプセルトイ機が設置されている。販売しているのは「村ガチャ」で、村内の施設などで使える割引券など9種類がある。その施設などに関係する1~3人の村民の顔写真などが入り、村民は計15人登場。購入者が会いに来ることを想定している。

 村ガチャは1回500円。カプセル内にQRコード付きのチケットが入っている。コードを読み取ると村観光協会のホームページにつながり、対象の飲食店や寺院、旅館などの連絡先や営業時間といった概要を確認できる。

 村地域おこし協力隊の武長紀生さん(25)と稲葉星蘭さん(23)、村観光協会の片野貴典さん(48)が中心になって企画した。3人とも村外出身で、それぞれの活動で知り合った魅力的な村民を起点に、繰り返し村を訪れるきっかけにしてもらう狙いがある。

 会話の糸口をつくるため、チケットの裏側には掲載された村民の人柄などを知ることができる穴埋め式のプロフィルが書かれている。武長さんは「人と会って過ごす時間の楽しさを感じてほしい」と話している。問い合わせは村観光協会0233(55)2111。

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