「冷たい、でも頑張れた」凍てつく琵琶湖で寒稽古 声張り上げ突きや蹴り

冷たい風が吹く中で琵琶湖に入り、稽古に励む参加者(守山市今浜町・なぎさ公園)

 真冬の琵琶湖に入って空手の技を磨く、陰陽流拳法空手術道陰陽会北辰館(本部・京都市)の寒稽古が1月7日、滋賀県守山市今浜町のなぎさ公園であった。冷たい風が吹き付けるなか、参加者たちは寒さを吹き飛ばすように大きな声を上げ、練習に励んだ。

 同館が毎年この時期に開いており、今年は県内や京都市などから5歳~70代までの約30人が参加した。

 参加者たちは、準備体操やランニングで体を温めた後、一歩ずつ湖に入った。水不足の影響で例年より水深が浅く、膝あたりまでしか水につかれなかったが、真剣な表情で気合を入れながら蹴りや突きなどを繰り出していた。

 桂川小学校4年の児童(10)=京都市西京区=は「水は冷たかったけど、気合を入れられて自分でもよく頑張れた」と話していた。

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