大胆に複雑に、こだわり伝わる絵画や手芸 滋賀・近江八幡で障害者の芸術作品を展示

布いっぱいに動物などが描き込まれた作品(近江八幡市永原町上・ボーダレス・アートミュージアムNO-MA)

 障害がある人たちの芸術作品を紹介する「滋賀県施設・学校合同企画展 ing…-障害のある人の進行形」が、滋賀県近江八幡市永原町上のボーダレス・アートミュージアムNO-MAで開かれている。作者のこだわりが伝わる絵画や手芸、陶芸作品などが並ぶ。

 県内の福祉施設などでつくる実行委員会などが毎年開催しており、20回目。今年は前期と後期で26施設から計30個人・団体が出品する。

 会場には、かわいらしいタッチで布いっぱいに動物などが描き込まれた大作や、手作業でポーチなどを複雑に縫い合わせたリュック、スマートフォンのアプリを使って描いた絵画など、丁寧に作り込まれた作品が展示されている。支援者たちによる解説も添えられている。

 前期は1月28日まで。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。作品を入れ替えた後期は2月3日~3月3日。有料。

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