【中継】広島市西区の住宅で火災 男性3人の遺体発見 夫婦と娘の3人が重軽傷 「ストーブに灯油を注ごうとした」

激しい炎に包まれる民家…。広島市西区井口で10日午前7時20分頃、木造2階建ての住宅から出火しました。

■目撃者

「2階の上から火が出てはじけるようなバンバンという音が次から次へ聞こえてきて、どうしようもない。手のつけようがない」

消防車など19台が出動…。火はおよそ4時間半後に消し止められましたが、木造2階建ての出火元の1棟が全焼し、隣接する2棟の一部が焼けました。

そして出火元の焼け跡から、男性3人の遺体を発見。男女3人が重軽傷を負いました。全員が出火元の住人と見られます。

■中継・金丸真帆記者

広島市西区の火災現場です。一帯は国道2号とJR山陽線の間の住宅が密集する地域です。

火の手は手前のベランダに近い建物の内部からあがり、複数回爆発音を上げながら、瞬く間に燃え広がったと言うことです。

この住宅には、夫婦と男女5人の子どものあわせて7人が住んでいました。

火事が起きた午前7時20分頃には、娘1人が外出。他の6人が在宅中だったと見られます。

家族構成は、70代の夫と60代の妻。男女5人の子供で、焼け跡から3人の遺体が発見されました。

3人は、連絡がとれなくなっている10代から30代の息子3人と見られます。

このうち、1人は入浴中で、1階の風呂場から。1人は2階から発見されました。

そして夫婦と20代の娘が重軽傷を負っています。

近所の人によると、火事が発生した直後、外へ出てきた夫が「ストーブに灯油を注ごうとした」などと話していたということです。

以上、広島市西区の火災現場からお伝えしました。

【2024年1月10日午後4時50分放送】

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