春めく会場、香り高く FKD宇都宮店でとちぎ蘭展 500品種の鉢植え1万点以上展示

多くの来場者の目を引く色とりどりの洋ラン=10日午前11時20分、宇都宮市今泉町

 栃木県洋蘭生産組合の組合員たちが丹精した洋ランを一堂に集めた「第52回とちぎ蘭展」が10日、栃木県宇都宮市今泉町のFKD宇都宮店3階で始まった。15日まで。

 コチョウランやシンビジウム、カトレアなど約500品種の鉢植え1万点以上を展示。午前10時に審査と並行して一般公開され、甘い香りに包まれた会場に詰めかけた洋ラン愛好家たちが熱心に見入っていた。

 自宅で40年以上育てているという同市細谷町、小川(おがわ)マチ子(こ)さん(80)は「毎年のように新種があり、華やかで心躍る。娘とまた来たい」と笑顔で話した。

 会場では、いけばな草月流県支部の特別展示や洋ラン栽培教室なども行われている。

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