ロール機に巻き込まれた作業員死亡 防止措置講じなかった疑いで製造会社と工場長を書類送検

滋賀県彦根市

 彦根労働基準監督署は10日、労働安全衛生法違反の疑いで、福岡県久留米市の繊維製品製造業「ピラミッド」と、同社彦根工場長の男性(56)を書類送検した。

 書類送検容疑は、昨年9月6日、滋賀県彦根市西葛籠町の同社彦根工場で、布シートを送るロール機の周辺に囲いや柵などの巻き込まれ防止措置を講じずに嘱託社員の男性=当時(62)=に作業をさせた疑い。男性は左腕から上半身の一部を巻き込まれて死亡した。

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