江戸時代から続く山形市の「初市」が10日、十日町角から七日町にかけての目抜き通りで開かれ、新春の福を求める大勢の市民らでにぎわった。
約1.4キロにわたって歩行者天国となった国道112号と周辺の一部の道路では、向かい合うように150もの露店が軒を連ねた。ひげが白くなるまで長生きできるようにとの願いを込めたシラヒゲ、色とりどりの団子木などの縁起物が所狭しと並び、「いらっしゃい」「安いよ」などと威勢の良いかけ声が響いた。
市内から祖父と正月飾りを買いに訪れた千歳認定こども園年長の笹間岳洋君(6)は、今春から小学生になるといい「(団子木に)友達がいっぱいできるようにお願いする」と笑顔で話していた。