力合わせ能登半島地震の被災者支援を 栃木の中高生ボランティア団体「Rainbow」 物資など小山でも収集

支援物資の受け付けを行っている小山市内の民泊施設

 【栃木】能登半島地震の被災者支援のため、中高生のボランティア団体「Rainbow(レインボー)」は埼玉県のNPO法人や小山市の地域おこし協力隊などと連携し、市内外で物資や活動資金による協力を呼びかけている。代表の栗原杏奈(くりはらあんな)さん(16)=佐野高1年=は「被災地のために何かしたいと考えている人は多いと思う。1人ではできないが、皆で協力すれば大きな力になる。継続して取り組みたい」と話している。

 レインボーは、NPO埼玉ネット市民キャビネット災害支援部会に所属。今回の震災では輸送部隊事務局の栃木支部として活動している。栗原さんは3日、輸送部隊の一員として石川県穴水町などを訪れ、アルファ米や飲料水などの物資搬送を行いながら被災者とコミュニケーションを図り、励まし役を担った。

 以降、被災地で活動する医師会や輸送部隊からの情報を基に、インスタグラムを通じて地元で物資などを募集。市内外から協力が相次ぎ、随時収集している。

 小山市地域おこし協力隊員の横山賢(よこやまけん)さん(40)が運営する同市宮本町2丁目の民泊施設では20日まで常時、物資や寄付金を受け付けている。

 現地への輸送部隊などによると、現状で特にニーズが高いのは、おしりふきやウエットティッシュ、哺乳瓶口、おむつ(子ども、大人用いずれもMサイズ以上)などの衛生用品だという。

 問い合わせはレインボーのインスタグラム(「rainbow20072011」で検索)。

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