きょう(木)は、北陸の天気も回復して日中は晴れる時間が長くなりそうだ。ただ、石川県の能登地方では夜遅くなると雨の降り出す所がある見込み。あす(金)になると再び広い範囲で雨となり、土曜日には雪が降りそうだ。週末は、土砂災害やなだれなどに注意が必要だ。
朝は強い冷え込み 日中は晴れる時間長く
きょうの北陸は、高気圧に緩やかに覆われて広い範囲で晴れる見込み。日中は各地で穏やかな晴天となりそうだ。ただ、けさは冷え込みが強まっていて、午前5時までの輪島の最低気温は-1.7℃など、今シーズンの最低気温を更新した所もある。氷点下の冷え込みとなっている所も多いため、できる範囲で寒さ対策を心がけたい。日中の気温はきのう(水)より少し高く、金沢で9℃、輪島で8℃の予想。風も穏やかで、日中は日差しにほっとできる時間もありそうだ。
あすは再び雨に 土砂災害に注意
ただ、天気の移り変わりは早く、日本海から近づく前線の影響で、夜遅くなると石川県の能登地方で雨の降り出す所がある見込み。
あす(金)になると、北陸の広い範囲で断続的に雨となり、雷を伴って雨脚の強まる所もありそうだ。少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるため、できるだけ山や崖の斜面から離れた安全な場所で過ごすよう心がけたい。
土曜日は雪 週明けは荒天 厳しい寒さにも注意を
次第に冬型の気圧配置となるため、あすの夜から雪に変わっていき、土曜日は各地で雪となる見込み。湿った雪で、風も強まるため、電線への付着や停電にも注意が必要だ。
週明けの15日(月)から16日(火)にかけては冬型の気圧配置が強まって、再び広い範囲で雪となりそうだ。風も強まって荒れた天気となるおそれがある。積雪の増加や、なだれに十分な注意が必要となる。また、寒さも厳しくなるため、できる限り体調管理にも注意したい。
(気象予報士・及川藍)