被災地ボランティア「控えて」 二次被害の恐れと石川県知事

10日夜、渋滞する石川県穴水町の県道

 能登半島地震で、石川県は被災地でのボランティア活動を控えるよう呼びかけている。地震活動が続いており、被災地へ向かう限られた道路が渋滞の可能性があるためとしている。馳浩知事は10日の記者会見で「個人的なボランティアは二次被害に直結するので控えてほしい」と訴えた。

 県は被災自治体の負担軽減のため、ボランティアの事前登録ができる特設サイトを開設し、一括して対応している。受け入れの態勢が整った自治体から順に送り込みを始める方針。既に県内外から多数の登録があるという。

 能登地方では、道路の亀裂や崖崩れなどで通行止めや片側交互通行の規制が多数ある。

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