大分県代表として第18回九州クラブユース(U-13)サッカー大会に出場するヴェルスパ大分U-13。昨年12月の県予選決勝では、スマイスセレソンにPK戦の末に勝利し、初優勝した。園田純直監督は「今大会は一度も同じメンバーを先発起用せず、パフォーマンスのいい選手を起用してきた。チームの底上げにつながった」と振り返る。
下部組織の強化に力を入れるヴェルスパは今年度からチームセレクション(入団するための試験)を行い、ゆくゆくはトップチームに昇格できる選手を育成している。U-13の選手はセレクション1期生で伸びしろのある選手が多く、チームのプレーモデルである「シンプルに、素早く、丁寧に」を徹底して身に付けている。
九州クラブユースに向けて、チームの一体感は高まっている。園田監督は「試合に出たいという思いが強くなり、チーム内に競争が生まれている。大会までにやることは変わらないが、基礎を徹底し、パススピードやポジション取りなど精度を上げて良い準備をしたい」と話す。
課題は試合の入り。これまでの試合では前半に得点が取れないことが多かった。キャプテンの三浦斡太(中学1年)は「試合開始からみんなで集中したい。ボールを保持して、自分たちの形で試合をしたい。九州王者を目指す」と意気込む。
九州クラブユースは3月2日から沖縄県で開催される。
(柚野真也)