「別府地獄蒸しめんま」販売開始 オリーブオイルなどで味付けした3種類【大分県】

ビービズリンクが販売を始めた「別府地獄蒸しめんま」=JR別府駅の観光案内所「ワンダーコンパス」

 【別府】別府市の外郭団体「ビービズリンク」が手がける「別府地獄蒸しめんま」の販売が始まった。市内で取れた若い竹を加工した瓶詰め商品。塩漬けしたメンマにオリーブオイルやバジルソースで味付けしている。

 放置竹林を整備しながら新商品を生み出す企画。4~6月にビービズリンク職員がメンマの材料となる若い竹約500キロを収穫し、地獄蒸し料理を提供する蒸士茶楼(むしちゃろう)(風呂本)、別府漬物(上原町)が加工を担当した。

 商品は▽オリーブの実が入ったミックスハーブ▽ローリエの葉が入ったミックスハーブ▽バジルオイル―の3種類で、昨年の生産量は計約6300個。1個135グラム入りで1100円(税込み)。11月から販売を始め1カ月で150個が売れた。

 JR別府駅の観光案内所「ワンダーコンパス」、市公式宿泊予約サイト「ゆのくにゆのたび別府温泉」で販売している。2024年以降も生産、販売を続ける予定で、今後は県内の道の駅や百貨店などでも販売を進め、販路拡大を目指すという。

 担当者は「放置竹林の問題を解決するだけでなく、観光資源として活用もできる。別府の自然を生かした土産として広げていきたい」と話している。

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