被災者の悩み聴き支援、警視庁 「きずな隊」派遣

石川県警に派遣された「警視庁きずな隊」=11日午前、警視庁(同庁提供)

 能登半島地震の被災者を支援するため、警視庁は11日、生活安全部の警察官による部隊「警視庁きずな隊」を編成し、石川県警に派遣した。避難所を訪問して被災者の悩みを聴いたり、防犯アドバイスをしたりする。避難の長期化によるトラブル防止や不安軽減を目指す。

 警視庁によると、保安課や少年育成課など同部所属の男性5人、女性10人の計15人を20日まで派遣。11日に警視庁本部で出発式が開かれた。状況次第で追加の派遣も検討する。

 きずな隊は2011年の東日本大震災や16年の熊本地震、18年の西日本豪雨などの被災地にも派遣された。

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