EFLカップ決勝進出に王手のリバプール、クロップ監督は先発抜擢の若手DF称賛「力の限りを尽くしていた」

ユルゲン・クロップ監督から称えられるDFコナー・ブラッドリー[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、EFLカップ(カラバオカップ)での勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

10日、ホーム開催のEFLカップ準決勝1stレグでフルアムと対戦したリバプール。多くの離脱者が出る苦しい状況の中、前半は押し込む展開を作りながらも失点を許してハーフタイムへ。後半、FWダルウィン・ヌニェスとFWコーディ・ガクポを投入するとこれが功を奏し、68分にMFカーティス・ジョーンズのゴールで同点とすると、その3分後にはヌニェスのクロスからガクポが逆転弾を決め、2-1で勝利した。

EFLカップ決勝進出に王手をかけたクロップ監督はチームの姿勢を称えつつ、負傷のDFトレント・アレクサンダー=アーノルドに代わって先発した若手DFコナー・ブラッドリーにも言及している。

「試合をひっくり返すには、何よりもまずクオリティーや信念が必要だ。それがメインであり、その先にあるものがメンタリティだろう。今シーズンの我々はシーズン序盤に真の困難を乗り越える必要があり、どのような反応ができるか誰にもわからなかった。ホームのボーンマス戦、アウェイのニューカッスル戦などがそうだ。そしてトッテナム戦はその最たる例だが、あの時は残念ながら結果が出なかった」

「言い訳ではなく、多くの選手が出場できない今の状況で変わらなければならないのは明らかだ。今日の問題は選手がいないことではなく、数週間、数カ月にわたって培ってきたパターンがないことだったと思う。前半は優勢だったが、流動性がなかった」

「ハーフタイムで調整する必要があった。そして、小さなことが役に立ち、より良いプレーができるようになったと思う。だが、我々の守備がうまく組織されなくなると、相手のカウンターを受けることになった。それでも、我々はゴールを決め、試合に勝ったのだ。今のところはすべて順調だろう」

「(ブラッドリーについて)試合前、私は彼にチャンスを与えられる瞬間を待っていると話していた。彼がプレシーズンでケガをしたときも、私の評価はすでに高いものがあったのだ。それからかなり長い間離脱していたが、彼はトップボーイさ。今日は彼にとってかなり激しい試合だったと思う。ドレッシングルームに座っている彼は(疲労で)あまり良い顔じゃなかったね!」

「彼は力の限りを尽くしており、それを見るのは本当に嬉しい。そしてもちろん、まだまだこれから素晴らしい姿を見せられるだろう。失点のシーンについては、ディフェンダーであれば必ず何らかの形でゴールに絡むものだ。そこからどれだけ早くゲームに戻れるかが大事であり、何の影響もなかった姿を気に入ったよ」

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