日本海側 あす(金)は雪や雨に 来週前半は北・東日本で寒さ厳しい

 きょう(木)午後は全国的に晴れる地域が多く、関東など東日本でも次第に雲が取れてくる見込み。北陸や西日本は、この時季としては気温が高めとなりそうだ。けさは、北陸で強い冷え込みとなったが、この方面はあす12日(金)の朝は、寒さがいくぶん和らぐ見通し。ただ、日本海側の天気は下り坂で、あす(金)は雪や雨の地域が多くなりそうだ。

■あす(金)は北陸で雷雨

 きょう(木)午後は全国的に晴れて、日本海側でも路面の乾く地域が多くなりそうだ。東京など関東は空気が冷たいままだが、北陸や西日本は最高気温が平年を上回る見込み。ただ、日本海側は低気圧や前線の影響で、早くも天気が下り坂に向かい、今夜以降は北海道で雪が降り出す見通し。日付が変わるころには、能登半島でも雨雲がかかり始めそうだ。

 あす(金)は北日本や北陸で、雪や雨の降る所が多い見込み。北日本は午前中、北陸は夕方にかけて大気の状態が不安定となるため、落雷や突風に注意が必要となる。北陸の平地は雨の所が多いが、気温が下がる夜は雪に変わる見通し。13日(土)は北陸で湿った雪が降り、午後は一時的に雪が強まる可能性がある。また、関東も上空を強い寒気が通過するため、午後は天気が急変して、北部を中心に雪や雨の降る所がありそうだ。

 週明け15日(月)~16日(火)は、北日本を中心に冬型の気圧配置が強まる見込み。このため、北海道や本州の山地で大雪の可能性があり、北陸でも冷たい北寄りの風が強まりそうだ。来週前半は、全国的に気温の低い状態が続くため、引き続き体調管理に注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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