客32万人も来場した「入間航空祭」中止に ブルーインパルスも予定していた ふるさと納税“返礼品”だった観覧席提供も取りやめ決定「能登半島地震の災害派遣が最優先」

入間航空祭の様子=狭山市の航空自衛隊入間基地

 航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)は9日、同基地で1月20日に予定されていた「入間航空祭」を中止すると発表した。基地は「能登半島地震に伴う災害派遣活動に専念することを最優先とするため」としている。

 入間航空祭は空自の曲技飛行隊「ブルーインパルス」の展示飛行や輸送機の展示などが予定されていた。新型コロナウイルス感染拡大の前には最大で約32万人が来場した。

 一方、狭山市と入間市は入間航空祭で、ふるさと納税の返礼品として、市役所や学校の屋上での観覧席などを提供する予定だったが、いずれも取りやめることを決めた。寄付者には市の名産品を返礼品として送るという。

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