1日300~400件「いたずら、緊急性なし」 110番の適正利用、楽しく学ぶ 久喜署がキャンペーン実施

模擬110番通報を体験する親子連れ

 事件や事故の発生を電話で知らせる緊急通報ダイヤル「110番」を適切に利用して欲しいと、埼玉県警久喜署は8日、同市菖蒲町のショッピングモール「モラージュ菖蒲」でキャンペーンを行った。

 県警通信指令課に寄せられる110番通報は、1日1500~1800件、多い日で2千件を超える。うち2割は緊急性がない問い合わせや相談、いたずら電話などが占めるという。

 県警は1月10日の「110番の日」にちなんで、適切な利用を促している。緊急性のない問い合わせや相談については、最寄りの警察署や警察相談専用電話「♯9110」の利用を呼びかけている。

 キャンペーンでは、管内久喜市と白岡市のマスコットキャラクターが参加。親子連れらの来館者に、クイズや通報体験を通じて、警察官が通報の正しい利用方法を紹介した。同署は110番の利用について「事件、事故に遭った場合、いち早く、急がず、冷静に、慌てず落ち着いて利用してほしい」と話している。

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