埼玉県内の私立中学校で10日、入学試験の実施が解禁された。この日は県内のほとんどの私立中学校で入試が行われ、今週をピークに2月上旬まで続く。
春日部市上大増新田の春日部共栄中学校では、午前9時の試験開始に備え1時間ほど前から受験生と保護者が集まり始めた。保護者らの声援を受け、受験生は緊張した面持ちで教室へ向かった。
県内の受験生は前年度比1万1003人(22.2%)増となったこともあり、同校志願者数も増加しているという。また、県外からの志願者の割合も増加傾向にある。
春日部共栄中学高等学校中学入試担当の遠藤裕委員長は「試験の前日や直前まで実力は伸びるので、最後まで諦めずに頑張ってほしい」と受験生にエールを送った。