マドリーに打ち負けたアトレティコ指揮官 「守備の安定性を取り戻す方法を探さなければ」

マドリー戦を振り返ったシメオネ監督[写真:©︎RFEF]

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督がレアル・マドリーとの激闘を振り返った。スペイン『アス』が伝えた。

10日、サウジアラビアで行われたスーペル・コパ・デ・エスパーニャ準決勝のマドリード・ダービーに臨んだアトレティコ。前半から乱打戦となり、延長戦にもつれたが、終盤に2失点を喫したアトレティコは惜しくも敗れた。

シメオネ監督は試合後、「彼らは素晴らしい試合をした」と自らの選手たちを称賛。マドリーの粘り強さを敗戦の理由にあげた。

「我々はかなりの接戦を演じた。より良い方向へ傾いたいくつかの状況から学ばなければならない。それが我々の勝利への道であり、これまでもやってきたことだ」

「我々は90分間、非常に良い試合をした。改善しなければならない場面もあったが、試合で起きていることに常に立ち向かい、存在感を発揮し、力強さを示した」

「残念ながら、85分か86分に彼ら(マドリー)の粘りから同点に追いつかれた。そのためにより多くの代償を支払うことになった。彼らは勝利に値したと思う」

18日にはコパ・デル・レイのラウンド16ですぐさまマドリーと再戦するアトレティコ。シメオネ監督は心新たにこの試合に臨むと主張しつつ、守備の改善も口にしている。

「それ(18日の試合)はリベンジではない。サッカーにリベンジはない。新しい試合、今日とは違う試合がある」

「我々には良いエネルギーがあったし、選手たちはとても良く、全力を尽くしてくれた。しかし、明らかに改善すべき点はある」

「我々は強かったかもしれないが、さらに成長する必要がある。攻撃面ではうまく機能しているから、守備の安定性を取り戻す方法を探さなければならない」

「私がこのクラブにやってきた時と同じだ。チームはゴールを決めたが、守備はそれほど良くなかった。我々はそのプロセスを経ているし、責任は私にある」

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