YellowScan、新たな水深測定LiDARシステムを発表。ドローンからの沿岸および河川マッピングに特化[CES2024]

測量業者の重要なニーズを満たすため、YellowScan Navigatorは、河川、池、沿岸地域で水中地形をマッピングすることに特化している。

私たちは今、豪雨や河川の氾濫に挟まれたより乾燥した暖かい季節など、気候変動の影響を目の当たりにしている。これらの環境災害は、人間の活動やインフラに影響を与える。同社は、水底と陸地の両方を正確にマッピングすることは、沿岸浸食や洪水の危険性を監視、モデル化、緩和し、生物多様性の生息地を理解するために必須だとしている。

YellowScan Navigator LiDARシステムを使用して生成された点群の例

YellowScanの最高技術責任者であるトリスタン・アリュイ氏は、次のようにコメントしている。

アリュイ氏:YellowScan Navigatorがマッピング市場のアンメット・ニーズに応え、環境問題に取り組む社会をサポートすることに感激しています。水深測量のLiDARデータに携わってキャリアをスタートさせた者として、私は常に独自のシステムを開発するというビジョンを追求してきました。ハードウェア設計をマスターすることで、高度な処理アルゴリズムを開発し、システムの性能を最先端以上に押し上げることができました。

ドローンに搭載されたYellowScan Navigator

YellowScan Navigatorは、過去5年にわたり自社開発されたレーザースキャナーを搭載し、最適なパフォーマンスを達成するために徹底的なテストが行われているという。このコンパクトなシステムは、水深0~3メートルの範囲の水底をマッピングするために微調整されているが、完全に透明な水域では水深18メートルに達する。

水面から100メートル上空まで飛ぶことができ、3センチメートルの精度での測定が可能だとしている。さらに、トゥルーカラーデータをカラー化するためのカメラが内蔵されている。

飛行中のYellowScan Navigator LiDARシステム

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