被爆80年へ80人の証言動画 長崎被災協、世界に発信

被爆80年に向けたプロジェクトについて発表する長崎原爆被災者協議会の田中重光会長(中央)=11日午前、長崎市

 長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)は11日、被爆80年となる2025年に向けたプロジェクトとして、被爆者80人の証言に英語字幕を付けたショート動画をユーチューブやアプリTikTok(ティックトック)に投稿し、国内外に発信すると発表した。

 聞き取りや動画編集のため若手ボランティアを募る。英語のナレーションを付けた原爆の動画教材配信や記念誌の発行も予定。費用は広く寄付を呼びかける。

 「被爆者なき時代」にも長崎被災協を存続させることを見据え、被爆者や被爆2世が多数を占める理事会メンバーに一般市民の積極採用を検討する。問い合わせは電話095(844)0958。

© 一般社団法人共同通信社