呼吸器などの感染症140人超 能登半島地震の被災地

 石川県によると、避難所などで10日に災害派遣医療チーム「DMAT」が診察した人数は、インフルやコロナが疑われる急性呼吸器感染症が99人で、前日から19人増えた。ノロウイルス感染症など消化器感染症は43人だった。県は受診できていない避難者も多数いるとみて医療関係者の現場派遣を急いでいる。

 県は11日、能登半島地震の被災者が身を寄せる避難所での感染症対策を担う専門組織を発足させた。厚生労働省と石川、鳥取、福島各県の職員7人で構成し、現在は県健康福祉部が対応している避難所への指導、衛生物資の分配を肩代わりする。

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