コッパ・イタリア敗退のミラン、指揮官は判定に苦言 「重大なミスはPKがなかったこと」

判定に納得がいっていないピオリ監督[写真:Getty Images]

ミランのステファノ・ピオリ監督がコッパ・イタリア敗退を嘆いた。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。

ラウンド16でカリアリを下したミランは10日の準々決勝でアタランタと対戦。FWラファエル・レオンのゴールで先制するも、MFトゥン・コープマイネルスの2ゴールで逆転され、最後まで追いつけないまま試合終了を迎えた。

4強入りを逃したピオリ監督は前半のチームの出来への満足感を示しつつ、リードした直後に失点した集中力の欠如を指摘。また、ボックス内での相手のハンドが疑われた試合終了間際の場面については、PKとしなかった審判団の判定に物申した。

「前半はとても良いプレーをしたし、リードするに値した」

「しかし、我々は同点ゴールを許してしまった。もっとしっかり守備をしなければならなかった」

「その後、試合はPKがなかったことにされたせいで変わってしまった。我々は距離感を失い、少し混乱してしまった」

「今、最後のハンドの場面のVARについて多くの議論が交わされているが、最終的な結論は? 主審が(オンフィールド・レビューで)確認するよう言われなかったのは奇妙に思える。しかし、重大なミスはPKがなかったことだ」

チャンピオンズリーグ(CL)に続き、コッパ・イタリアも敗退となってしまったミラン。ピオリ監督は改めて試合の内容や結果を悔いた。

「コッパ・イタリアは我々の目標だった。試合に臨んでみると、我々にとっては悪い夜だった」

「もっとうまく対応できたはずだ。フラストレーションがあったのは理解できるが、失点後はもっと冷静にならなければならない」

「そうすれば埋め合わせできたかもしれないし、我々にもチャンスがいくつかあった。試合は難しかったがバランスは取れていた。前半はうまくプレーしたが、後半はあまり良くなかった」

「PKは残念だったし、相手の方が優れていれば負ける可能性はある。しかし、この出来事によって試合は変わった」

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