上沢直之のMLB挑戦の行方は? ポスティング期限まであと13時間

カブスと今永昇太の契約合意が報じられた一方、今永と同日にポスティング公示され、メジャー移籍を目指している上沢直之の各球団との交渉期限が迫っている。上沢の各球団との交渉期限は日本時間1月12日午前7時であり、上沢のメジャー移籍が成立するためには、残り13時間のうちにどこかのチームと正式に契約を結ばなければならない。12月中旬にレイズからの関心が報じられたあと、目立った動きがない上沢だが、夢のメジャー移籍を実現させることはできるだろうか。

レイズが上沢に関心を示していることが報じられたのは、日本時間12月18日のことだった。地元紙「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者が「レイズは上沢直之に対していくらかの興味を持っている」と伝えた。当時、レイズはタイラー・グラスノーをトレードでドジャースへ放出したばかりであり、先発投手の補強を検討していたとみられる。ただし、それ以降は目立った動きがなく、現時点でレイズが上沢に対してどれくらい興味を持っているかは不透明だ。

エンゼルス、カブス、ダイヤモンドバックス、レンジャーズ、レッズ、ロイヤルズのスカウトが昨年9月に上沢の登板を視察していたことも報じられているが、これらのチームも今のところ、上沢獲得への動きを具体化させているわけではない。FA市場にはまだブレイク・スネルやジョーダン・モンゴメリーといった大物先発投手が残っており、「先発5番手レベル」との評価を受けている上沢の優先度は高くないのが実情だ。

過去には2019年オフの菊池涼介、2020年オフの西川遥輝と菅野智之など、ポスティング制度によるメジャー移籍が成立しなかったケースもある。上沢は各球団からのオファーをギリギリまで慎重に吟味しているのかもしれないが、納得のいくオファーが1つも届いていないという可能性もあるだろう。ポスティングの交渉期限まであと13時間。45日間にわたる交渉はどんな結末を迎えるのだろうか。

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