海外からの誘客事業支援などを手がけるmov（モヴ、東京都渋谷区）は11日、インターネット上の口コミ評価を基に、北関東3県で訪日客に人気があるスポットをまとめた調査結果を発表した。1位は、世界遺産「日光の社寺」の玄関口に当たる日光市上鉢石（はついし）町の日光二荒山神社・神橋が選ばれた。
調査は2023年11月18日～12月3日に実施。栃木、茨城、群馬の3県を対象エリアに、大手ポータルサイト・グーグルの地図アプリに投稿された外国語の口コミを独自に分析して格付けした。
調査結果によると、神橋を含めトップ10のうち、8カ所を本県の観光スポットが占めた。市町別では日光市のスポット7カ所ランクイン。2位に華厳の滝、5位に江戸ワンダーランド日光江戸村が入るなど、国際観光都市として無類の強さをみせた。特に英語圏で人気が高いとみられ、英語で書かれた口コミに限れば、トップ3は日光市の観光スポットが独占する結果となった。
日光市外からトップ10に食い込んだのは、4位のあしかがフラワーパーク（足利市）。米テレビ局CNNが過去に公表した「世界の夢の旅行先10カ所」で、国内でただ一つの観光スポットとなるなど、訪日客への知名度も高いとみられる。
北関東3県を比較すると、栃木県は、外国語で書かれた口コミの割合が最も高く、15.4％だった。群馬県は5.9％、茨城県は5.1％だった。
モヴが運営するサイト「口コミアカデミー」からは、11～30位のスポットや、英語圏以外のランキングなども盛り込んだリポートがダウンロードできる。無料だが、会員登録が必要。
