歴史家の磯田さんらに山陽新聞賞/岡山市内で贈呈式【岡山市】

地域の発展に貢献した岡山県や広島県などの個人や団体をたたえる山陽新聞賞の贈呈式が1月11日、岡山市内で開かれました。
今年は文化、学術、産業などの分野から山陽新聞賞に8人、奨励賞に1人と1団体が選ばれ、山陽新聞社の松田正己社長から1人1人にメダルと表彰状などが贈られました。
山陽新聞賞文化功労を受賞したのは、岡山市出身の歴史学者で、おととしリニューアルした岡山城天守閣の展示を監修した歴史家の磯田道史さんです。受賞後のスピーチで磯田さんは自身の今後の展望について、二宮金次郎がヒントになると述べ、稲が実ったら人に譲ったという金治郎のエピソードを紹介しました。
ほかにも助産師として地域医療に貢献し、西日本豪雨やコロナ下で県看護協会の会長を務めた宮田明美さんには山陽新聞賞社会功労が、真庭市を拠点に映画製作を行い国内外の映画祭で評価を受ける山崎樹一郎さんには奨励賞が贈られました。

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