最終ライン補強目指すバイエルン、トゥヘル監督がダイアーのミュンヘン入り明言「チームにとって良い選択肢になる」

バイエルン入りが迫るダイアー[写真:Getty Images]

バイエルンのトーマス・トゥヘル監督が、トッテナムからの獲得を目指しているイングランド代表DFエリック・ダイアー(29)に言及した。クラブ公式サイトが伝えた。

センターバックの選手層に問題があり、今冬の補強を目指しているバイエルン。ジェノアのルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシン(21)が候補の1人だったが、こちらは選手本人がバイエルン行きに断りを入れ、トッテナム移籍が決定的となっている。

そんな中でバイエルンが獲得に迫っているのが、昨夏から噂に挙がっているダイアー。12日のブンデスリーガ第17節ホッフェンハイム戦を前に記者会見に臨んだトゥヘル監督は、すでにダイアーがミュンヘン入りしていることを認め、交渉の最終段階にあると明かした。

「いつだって最後の瞬間にうまくいかないことはある。彼(ダイアー)はミュンヘンにいて、我々は契約をまとめようとしている。チームにとって良い選択肢になるだろう。それ以外のことについては様子を見なければならないが、彼はこの街にいる」

さらにトゥヘル監督はダイアーの選手としての特徴についてもコメント。最終ラインの中央の選手と認識しつつ、中盤でプレーしていた過去にも触れた。

「エリック・ダイアーはセンターバックのスペシャリストになった。彼はセンターバックでも3バックの一角でもプレーできる。かつては中盤でプレーすることが多かった。何が起きるかはこれからわかることだ」

2014年夏にトッテナムへ加わり、在籍10シーズン目を迎えているダイアー。ここまでクラブ通算365試合に出場しているものの、アンジェ・ポステコグルー監督が率いる今シーズンは公式戦4試合の出場にとどまっている。

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