エアバス納入5年連続首位 735機、ボーイング抑え

日航のエアバス機=2023年12月、羽田空港

 【ロンドン共同】欧州航空機大手エアバスは11日、2023年の民間航空機納入数が前年比11%増の735機だったと発表した。10%増の528機にとどまった競合の米ボーイングを大きく上回り、5年連続で世界首位となった。

 エアバスは目標の720機を上回った。ロシアのウクライナ侵攻などの影響によるサプライチェーン(供給網)の混乱から改善したのが納入を押し上げた。うち主力小型機「A320」シリーズは11%増の571機。

 フォーリ最高経営責任者(CEO)は「当社の燃費性能が優れた最新鋭機に刷新したいとの航空会社からの強い需要があった」とコメントした。

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