MGMT、新曲「ナッシング・トゥ・ディクレア」のMV公開

2024年2月23日にニュー・アルバム『ロス・オブ・ライフ』のリリースを予定しているMGMTが新たにシングル「ナッシング・ディクレア」を公開した。

昨年リリースされた「マザー・ネイチャー」と「バブルガム・ドッグ」に続くシングル第3弾となる。同曲のミュージック・ビデオも併せて公開となった。

静謐でシネマティックな美しさを持つミュージック・ビデオは、過去に「ミー・アンド・マイケル」のMVも手掛けたジョーイ・フランクが監督を務め、TikTokerのインガ・ペトリーが主人公として登場している。生まれつき両腕のないペトリーは、ピッツバーグ大学で哲学と法律を学ぶ学生で、自身のSNSを通して障害を持つ人々のために啓蒙活動も行っている。ミュージック・ビデオは、ペトリ―が飛行機に乗ってアメリカからフランスへ向かい、パリの街中を気の赴くままに一人旅をしながら、最後にルーブル美術館でミロのヴィーナスと対面するという内容になっている。

ニュー・アルバムは、MGMTのアンドリュー・ヴァンウィンガーデンとベン・ゴールドワッサーがパトリック・ウィンブリー(ビヨンセ、リル・ヨッティー)と共にプロデュースを手掛け、ミックス・エンジニアにデイヴ・フリッドマン(ザ・フレイミング・リップス、スプーン)を迎え制作された。

本作収録の「ダンシング・イン・バビロン」ではフランス出身のソングライター、クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズが登場しており、バンド史上初のフィーチャリングとなっている。その他にもダニエル・ロパティン(ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー)、ブライアン・バートン(デンジャー・マウス)、ジェームス・リチャードソンなどが参加した。

本作に寄せて、バンドは「長い準備期間を経て、比較的苦も無く新しいアルバムを産み落とすことが出来てとても誇りに思っているし、このベイビーを世に送り出せることが嬉しいよ。音楽的には20%くらいはアダルト・コンテンポラリーだけどそれくらいで留めているから、マジで」とコメントしている。

2月28日に発売される国内盤にはボーナス・トラックが2曲収録され、歌詞・対訳・解説付きとなっている。

◎リリース情報
アルバム『ロス・オブ・ライフ』
2024/2/23 DIGITAL RELEASE
2024/2/28 CD RELEASE
SICX-197 2,640円(tax incl.)

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